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補綴物について

2019年1月18日
補綴物について

重度のむし歯になると、神経を取り除き、歯の型をとって詰め物や被せ物を製作します。
奥歯にはいわゆる「銀歯」と呼ばれる金属素材のもの、前歯には「レジン」というプラスチックのような材質のものが一般的によく使用されています。
補綴物には様々な種類がありますので、患者様のご希望やご予算に合わせた補綴物をご提案させていただきます。

このようなお悩みをお持ちの方はご相談ください。 Pickup

このようなお悩みをお持ちの方はご相談ください。
    • 笑った時に銀歯が見えてしまうのが気になる
    • 金属アレルギーが心配
    • 銀歯が黒ずんできた
    • 銀歯を白い被せ物に変えたい
    • 歯肉が変色している気がする

保険診療の補綴物

前装冠
前装冠

前歯にのみ使われる保険適用の被せ物で、金属のフレームに硬質レジンを接着して作製します。
しなやかな材質のため、噛み合わせ時の衝撃を吸収してくれる点がメリットです。一方、経年による変色や汚れが付着しやすい点、欠けやすい点がデメリットとして挙げられます。

CAD/CAM冠
CAD/CAM冠
2014年4月からCAD/CAM冠が保険適用になりました

CAD/CAMとは、コンピュータを使用し、補綴物の設計や作製をするためのシステムで、CAD/CAM冠とは、ハイブリッドレジンブロックを使用した補綴物です。
ハイブリッドレジンとは、セラミック(陶材)とレジン(プラスチック)を混ぜた材料で作られており、従来の保険適応の素材(レジン)よりも自然で美しい透明感と、優れた衝撃吸収性を持つ素材です。
※全ての歯が保険適用される訳ではありません。

  • メリット Merit
    • 自然な白色
    • 天然の歯とかみ合わせても、天然の歯が削れにくい。
    • 金属アレルギーを引き起こさない
    • 保険適用なので安価で白い歯にできる
  • デメリット Demerit
    • 経年により変色する
    • 強度が低く割れやすいため、力がかかる歯には不適切
保険で治療が可能な歯
保険で治療が可能な歯

CAD/CAM冠の保険適用には条件があり、治療可能な歯が限られています。

前歯の中央から数えて4番目と5番目の上下(小臼歯)の歯が保険で治療可能
7番目の歯が上下4本残っている場合、6番目の下の歯が保険で治療可能
金属アレルギーの方は4番目と5番目の上下(小臼歯)、6番目と7番目の上下の歯が保険で治療可能
金属アレルギーを証明する医師の診断書が必要です。

自費診療の補綴物

保険診療の補綴物は、奥歯にはいわゆる「銀歯」と呼ばれる金属素材のもの、前歯には「レジン」というプラスチックのような材質のものが一般的によく使用されています。
しかし、銀歯はあきらかに見た目がよくないという大きな欠点があり、また、金属アレルギーの方には不向きです。
レジンは白色なので金属より見た目は優れますが、透明度が低く、時間の経過により黄色く変色し、また強度が弱いため、長年の使用で磨り減るという欠点があります。審美性を求められるならば、以下の方法で治療後も美しい口元を維持できます。

被せ物(クラウン)
メタルボンドクラウン
メタルボンドクラウン

メタルボンドクラウンは、中身は金属で、外から見える部分にのみセラミック(陶器)を貼り付けた被せ物です。
見た目が良く変色せず、強度も強いので非常によく使用されます。
さらに、中の金属に貴金属を使用することで、金属が溶け出すことによる歯肉の変色、金属アレルギーなどが起こる可能性を低くします。

  • メリット Merit
    • 陶材と金属を焼き付けて作るので、強度がある
    • 天然歯の色に限りなく近い
    • 変色しにくい
    • 表面が滑沢なので汚れが付きにくい
  • デメリット Demerit
    • 経年的に金属が露出して、歯肉との境目が黒く見えてくる場合がある
    • 天然の歯より硬いため、周囲の歯やかみ合う歯を痛めることがある
    • 金属の種類によっては、金属が溶け出すことによる歯肉の変色の可能性がある
    • 金属アレルギーなどを引き起こす場合がある
オールセラミッククラウン
オールセラミッククラウン

オールセラミッククラウンは、セラミック(陶器)で出来ている被せ物です。
審美性に優れているため、天然の歯とほとんど見分けがつきません。
また、セラミックは汚れが付きにくく、変色もありません。

  • メリット Merit
    • 透明感がある
    • 変色しない
    • 汚れが付きにくい
    • 金属の溶け出しによる歯や歯肉の変色がない
    • 金属アレルギーを起こさない
  • デメリット Demerit
    • 割れやすい
    • 歯を削る量が比較的多い
    • 天然の歯より硬いため、周囲の歯やかみ合う歯を痛めることがある
ハイブリッドセラミッククラウン
ハイブリッドセラミッククラウン

自然な色合いが特徴のセラミックと歯科用プラスチックのレジンを混合した素材で製作した被せ物です。
レジンに比べて強度が強く、色調の再現性に優れています。

  • メリット Merit
    • 白色なので見た目が良い
    • すり減りにくい
    • 変色が少ない
    • 硬すぎないので、周囲の歯や噛み合う歯を痛めにくい
    • 金属アレルギーを起こさない
  • デメリット Demerit
    • 歯の削る量がやや多い
オールジルコニアクラウン
オールジルコニアクラウン

人工ダイアモンドとも呼ばれるジルコニアを使用した被せ物です。
強度に優れているため、奥歯やブリッジに使用することも可能です。
また、ジルコニアは土台の金属の色が透けるのを防ぐ「マスキング効果」が優れているため、場合によってはオールセラミックよりも審美的に仕上げることができます。

  • メリット Merit
    • ほとんど変色しない
    • 汚れが付きにくい
    • 金属の溶け出しによる歯や歯肉の変色がない
    • ある程度かみ合わせの強い部位にも使用できる
    • 金属アレルギーを起こさない
  • デメリット Demerit
    • 色調はオールセラミッククラウンに劣る
    • 歯を削る量が比較的多い
    • 天然の歯より硬いため、周囲の歯やかみ合う歯を痛めることがある
詰め物(インレー)
セラミックインレー
セラミックインレー

セラミックインレーは、セラミック(陶材)で出来ている詰め物です。
自然な色で美しく仕上げることができます。
金属の詰め物やコンポジットレジンに比べて、接着力に優れているため、二次う蝕の可能性が少ないのが特徴です。

  • メリット Merit
    • 白色なので見た目が良い
    • ほとんど変色しない
    • 金属アレルギーを起こさない
  • デメリット Demerit
    • 割れやすい
    • 金属の詰め物と比べて歯を削る量が多い
ハイブリッドセラミックインレー
ハイブリッドセラミックインレー

セラミックとプラスチックを掛け合わせた素材で製作された詰め物のことで、強度に優れています。
インレーに最適の素材です。

  • メリット Merit
    • 白色なので見た目が良い
    • ほとんど変色しない
    • 硬すぎないため歯に負担をかけない
    • 金属アレルギーを起こさない
  • デメリット Demerit
    • すり減りやすい