Prevention 予防歯科

予防歯科について

予防歯科について

日本では、予防歯科に対する意識や取り組みが欧米諸国に比べ遅れています。むし歯治療のために歯科医院へ通う日本の一般的考えに対して、歯科先進国であるアメリカなどは、むし歯予防のために歯科医院へ通うという考え方が一般的です。
むし歯は大きくなれば、痛みも大きく、治療期間は長く、治療費は高くなります。また、同じ歯の治療を3回繰り返すとその歯は失われるとまでいわれています。
むし歯は治すものではなく防ぐものと意識を変えることが必要です。

予防歯科のメリット

  • トラブルを未然に防ぐ

    定期的なメンテナンスを行うことで、むし歯や歯周病などのお口のトラブルを未然に防ぎ、大切な歯を長く維持することができます。

  • 通院回数・治療費の軽減

    重症化する前に治療を受けることで、少ない通院回数での治療が可能です。
    当然、トータルでかかる治療費も抑えることができます。

  • 痛みの軽減

    定期的なメンテナンスを行っていると万が一、むし歯や歯周病になってしまったとしても、早期発見をすることができ、進行前に治療を行うことで痛みが軽減されます。

  • 爽快感・リフレッシュ効果

    プロのクリーニングでお口の中をキレイにすることで、歯がツルツルになり爽快感やリフレッシュ効果を得ることができます。

むし歯の予防方法

ブラッシング指導

ブラッシング指導

歯磨きを毎食後に欠かさずしているからといってむし歯にならないというものではありませんが、すべての予防の要となるものであることには間違いありません。
人それぞれ歯並び、歯の大きさ、形が違いますので、正しい磨き方を歯科医師、歯科衛生士に指導してもらう必要があります。
歯ブラシだけでなく、歯間ブラシ・デンタルフロスといった道具の使い方も指導します。

フッ素塗布

フッ素塗布

フッ素には歯を溶かす酸への抵抗力を強める働きがあり、歯の表面に塗ることによりむし歯を予防する効果があります。
市販の歯磨き粉でフッ素入りをよく目にしますが、歯科医院ではこのフッ素を直接歯に塗ることで、より効率的に取り込むことができ歯質を強化します。フッ素塗布の頻度は、年に3~4回が望ましいです。
また、小児歯科の観点からは、乳幼児期から定期的に実施していくことで歯質をより強化できます。

シーラント

シーラント

奥歯の溝は汚れが残りやすく、むし歯ができやすいところです。
その部分を歯科用の樹脂で塞ぐことにより、予防します。
歯を削らないので痛みはありませんが、はがれることもありますので、定期的な検診が必要です。

歯周病の予防方法

ブラッシング指導

ブラッシング指導

毎日の歯磨きは予防の要となります。
患者様それぞれの口腔内の状態を確認し、磨き残しが多い場所を、正しいブラッシングができるように指導を行います。
また、歯間ブラシやデンタルフロスといった道具の使い方も指導します。

スケーリング・ルートプレーニング

スケーリング・ルートプレーニング

プラークは時間が経つとミネラル分を含んだ硬い歯石に変化します。
歯周病菌が棲みつく歯石は、歯みがきでは除去することができず、歯科医院で専用器具を用いて取り除く必要があります。
歯石を取り除くスケーリングに加え、ざらざらした歯の根を滑らかな形状にし、プラークの付着を抑えるルートプレーニングを行います。

プラークコントロール

プラークコントロール

細菌のかたまりであるプラークが原因となり、歯肉や歯槽骨など歯周組織に炎症を引き起こします。
ブラッシング方法や歯間ブラシ、デンタルフロスなど、患者様お一人おひとりに合ったプラークコントロールを行います。

定期検診

定期検診

治療が完了された患者様には、3ヶ月~6ヶ月ごとに、定期検診の予約をお取りいただいております。
一生快適に過ごしていただくためには、定期的な検診およびメンテナンスが重要となります。
患者様の歯周病やむし歯のなり易さを考慮してメンテナンスの期間を定めております。